2011年5月3日火曜日

からくりとは、裏に隠れているテクノロジーや、サプライズのこと。手にお茶碗をのせるだけで、その重さによって動き出す「からくり茶運び人形」から発想された自動車のシート。

日本の伝統や精神がつまった車作り。日本のものづくりを伝えるマツダUKが制作したプロモーション映像です。シリーズになっていて他にも「広島」「人馬一体」「日本刀」「和室」など日本を象徴するキーワードが出てきます。日本に受け継がれる、日本人が持つ精神は、ものづくりに多大な影響を与えていることをアピールしています。























からくりとは、裏に隠れているテクノロジーや、サプライズのこと。手にお茶碗をのせるだけで、その重さによって動き出す「からくり茶運び人形」のアナロジーから発想されたという自動車のシート。発想の入り口は別にして、出来上がった自動車のシートは、むしろトランスフォーマーに見える。こういうマツダのように広島に本社があり、グローバル化の波の中で、ある意味閉じてみえる自動車会社も案外面白い。

The Mazda Story - Karakuri Seats
What does a mechanized doll have to do with car seats? More stories about the engineering and craftsmanship behind every Mazda at
http://www.mazda.co.uk/stories/
【車と日本精神】http://www.mazda.co.uk/stories/

*画像の茶運び人形は、江戸時代の代表的なゼンマイ仕掛けのからくり人形。人形が持っている茶托の上に茶碗を置くと、人形はお客様に向かって動いていきます。お客さんが茶碗を取ると止まり、茶碗を茶托の上に戻すと、向きを変えて戻ってきます。からくり人形師 9代 玉屋庄兵衛氏作

*日本のからくりについての記録は、『日本書紀』(658年)に見られる指南車が最古、これは台車の上に立つ人形が車輪の差動を利用し、車がどの方向に進んでも常に南の方向を指し示す。

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