2012年5月21日月曜日

ライザの作品は常に無数のビーズを使い、作品の表皮を覆います。実物大の“アメリカの典型的な庭”では、25万本もの芝草や芝刈り機、洗濯物までがすべてビーズ。




















ちょっと写真では解りにくいのですが、全ての作品の表面はビーズで覆われています。草間弥生もそうですが、この卵っぽいものを無数に使うアーティストはなぜか?女性ですね。この作品を制作したライザはミック・ハガティーとともに友人つきあいが始まって十数年が立ちました。LAに行くと広大な土地に五棟の家が建っている彼女の自宅兼アトリエがあります。そのうちの一棟を借りて勝手気ままに僕は遊んでいます。
僕の部屋の前の庭

Mick+Liza+Sakai


ライザ・ルー(Liza Lou)の『裏庭』は日本でも展示されました。数えようがない無数のビーズを使い、3年の歳月をかけて制作された。美しく怖い?実物大の“アメリカの典型的な庭”で、25万本もの芝草や芝刈り機、洗濯物までがすべてビーズで再現されています。クレージーですね。ケータイのデコが巨大になったと想像してください。 



























テーブルの上にはサンドイッチや倒れた缶からこぼれ出したビールまでデコっています。ありふれた日常の風景が、狂気のような大量のビーズがピクセルのように置き換えられた空間に変わります。ビーズをつなぐ気の遠くなるような作業は、南アフリカのアトリエのボランティア約100人の手を借りて完成しました。しかし、ライザは写真でわかるように小柄な美人で、ごく普通の生活をしているように見えます。会ってもアートの話などは一切しません。米国ではとても有名なアーティストですがマネージャーもつけず、自分一人ですべての仕事をこなしています。



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