2012年8月1日水曜日

「産業区分の無くなる時代」「産業融合」は、このところ気になるバズワードだ。

猪子寿之さんは「産業区分の無くなる時代」の話を良くする。一方でコンサルティングファームなどでは、産業融合という言葉で語られているが、内容はそれほど変わらない。産業融合は、このところ自分的に気になるバズワードだ。

















しかし冷静に考えるとSONYなども銀行や保険という金融業界に早くから進出していて違和感は無い。 猪子さんの語る「デジタルテクノロジーは、特定の産業の話ではなく、ほとんど全ての産業の競争力の必要条件になる。

もしくは、デジタルテクノロジーの企業が、多くの産業を奪う」の文面の中にある「デジタルテクノロジーの企業が、多くの産業を奪う。」という予測に社会は近づいていくだろう。 

猪子「テクノロジーとデザインとアートの境界線がなく、産業区分もなく、プロが完成させるよりユーザーがつくるほうがよく、言語化できないことがほとんどで、実在するとダサイ時代」

猪子「これまではテクノロジーとデザイン、デザインとアートなどは別物と、とらえられていましたが、現代はそれぞれの境界線がなくなっていると感じています。」

猪子「たとえば、製造業がつくっていたWalkmanや携帯電話をAppleのようなソフトウエア会社が出してシェアを奪ったり、広告業にGoogleが参入したり、いわゆる産業区分がなくなっている。 さらに、ユーザーが自らつくることを楽しんだり、ほとんどのことが言語化しにくかったり・・・。今はそんな時代になっている。」

猪子「産業区分がなくなることで、今までにはなかった業界のプレイヤーとの競合が増えています。」 

猪子「20年後の日本は、産業の境界線がなくなり産業区分すら意味がなく、今までの産業ごとの特有の強みが意味をなさなくなる。」この話はGoogleがあてはまりますね。自動走行する車と地図、ウエアラブルコンピュータなど自動車業界、電力業界などの多くの産業に葉脈を伸ばすように浸食している。気がついたら世界はGoogleに覆われているだろう。

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