2015年12月6日日曜日

ポップアーチストのアレン・ジョーンズの作品をモチーフにカイリー・ジェンナーが「障害者差別」 とネットで批判が殺到しダイバシティの難しさを考えた。しかし一方で今後価値のあるアートは、何度も引用され模倣されていくのだろう。


























アメリカのモデルでキム・カーダシアンの妹カイリー・ジェンナーが、雑誌「Interview」の表紙を飾った写真が話題になっている。アレン・ジョーンズの「ダッチワイフ」をモチーフにしたことではなく、写真家スティーブン・クラインが撮影した、金色の車いすに乗ってポーズをとっている写真だ。



























カイリー・ジェンナーの雑誌グラビアに「障害者差別」 ネットで批判が殺到し削除したが、逆差別のような気がする。「障害のある人は常に無力とみられ、そうしたイメージが増幅されている」と批判された。



























彼女は2015年4月、近未来的なイメージの写真で黒人を装ったことの是非が話題となったほか、7月にはドレッドヘアの髪形にした写真を、女優のアマンドラ・スタンバーグが、黒人の外見や文化を真似しているだけで差別反対に率先していないと批判されている。ダイバシティは難しいものだ。




























雑誌「Interview」の代表は、以下のように話したという。「スティーブン・クラインが撮影したカイリー・ジェンナーの写真は、イギリス人ポップアーチストのアレン・ジョーンズをモチーフにしていますが、カイリーを様々なパワーのもとに置き、彼女のイメージをメディアにさらされる物体として探るという、伝統の一部なのです。」
http://www.huffingtonpost.jp/





























映画『時計じかけのオレンジ』(A Clockwork Orange)の「Korovaミルクバー」の映画セットのアイデアが「アレン・ジョーンズ」の1969年の名作「"Chair," "Table," and "Hatstand,"」にそっくり。

この作品はフェミニストには悪名高いS&Mを思わせる、服従させられている女性は官能的な家具として制作されている。今後素晴らしい価値のあるアート作品は、カイリー・ジェンナーがやったように何度も引用され模倣されていくのだろう。


http://sakainaoki.blogspot.jp/2010/12/blog-post_19.html

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