2016年6月19日日曜日

「車のデザインにもオープンイノベーションを」孫泰蔵や坂井直樹が応援する新しいデザインプロジェクト。FOMMが製造するEVは"水に浮くカプセル"、今朝の未明に日テレで放映されたようだ。

「車のデザインにもオープンイノベーションを」孫泰蔵や坂井直樹が応援する新しいデザインプロジェクト、今朝の未明に日テレで放映されたようだ。

その中で私は「現在世界には車のデザインに参加できるデザイナーは約8,000人しかいません。 その8,000人以外の中で、車のデザインに携わりたいと思っている人にチャンスを開くというのは重要だと考えます。 工業の民主化が進んでおりますが、デザインも民主化したら良いと考えております。」 と話した。

少し事情を説明しておくと、ケータイデザインは深澤直人さんはじめ多くのフリーのデザイナーも参加でき解放されている。その理由はauなどのキャリアはメーカーではなく流通に近い業態なので、通常社内にデザイナーは置かない。したがってフリーのデザイナーも参加が容易だった。














一方自動車は、元来製造から販売まで垂直構造で自前主義を通して閉ざしている。カーデザイナーになるためには、まず自動車メーカーの社員になってデザインセンターに入らなければ始まらない。マーク・ニューソンやフィリップ・スタルクなどの有名なデザイナーでさえ、コンセプトモデルの模型までは実現したが、市場には出なかった。




















一方でEUは「ベルトーネ」や「イタルデザイン」「ピニンファリーナ」「ザガード」などのカロッツェリアという独立系のカーデザインスタジオがありカーデザイナーのもう一つの選択肢になる。













FOMMが製造するEVは"水に浮くカプセル"がコンセプトのコンパクトEVで、バッテリーは交換式、文字通り水に浮くのみならず水の上を進むことが出来る夢のような車だ。

水災害の多い地域でも使い勝手の良い車を提供したいという想いのもとで開発。実際に、水災害の多いタイのプラユット首相も試乗し、その出来栄えに感動したということだ。

さらには、タイのガソリンスタンド200カ所にFOMM EVバッテリー交換施設を設置する覚書を交わしたニュースも話題になっている。


FOMMは社会課題を解決するだけではなく、カロッツェリアなど独立系のカーデザインスタジオと組むデザインにもオープンな自動車メーカーになる姿勢に私は強く賛同する。
放送はオンデマンドで一週間日本全国で確認いただけます!
http://www.sensors.jp/



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