2016年7月14日木曜日

任天堂側よりも、Google側から観るほうがこのムーブメント「ポケモンGO」を理解しやすい。Googleからスピンオフした事業会社、ナイアンテック社のイングレス(地図上に設定された「ポータル」を取り合うゲーム)が原型だ。







































株式会社ナイアンティックの村井説人社長とつい先日飲んでいたら「ポケモンGO」がいきなりワールドビッグヒットだ!ポケモンGOは、任天堂が32%の株式を保有する株式会社ポケモンと、グーグルの親会社アルファベットからスピンアウトしたナイアンティック社との共同プロジェクト。

2016年7月6日から「アプリ」として配信となった「Pokemon Go」がARゲームで、アプリのランキング1位を独占するなど話題となっている。

ポケモンGOは、公園や建物、地下鉄の駅などに潜んでいるピカチュウなどのかわいらしいキャラクターを探すゲームだ。ARの技術を使い、スマホのカメラを通じて見る現実の世界と、色鮮やかなキャラクターのデジタル画像とを融合する。いよいよディスプレイの世界と現実がますます混在する世界中が遊び場になるということだ。

























光もあれば闇もある。早速ワシントンにある、ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺を慰霊するホロコースト記念館は12日、来館者に対して人気アプリゲームの「ポケモンGo」を館内でしないよう求めた。記念館の広報担当者は、ナチス迫害の犠牲者を悼む場所でプレーするのは「非常に不適切」だと語った。記念館から数キロ離れたアーリントン国立墓地も、同様の要請を出した。












任天堂という側面から見ると、ゲームコンソールマシンから、スマートフォンでのゲームで初の成功の兆しが見えたようだ。任天堂の株価も急騰し、かつての任天堂の株価に復帰しつつある。

しかし、これは任天堂という側面よりも、Google側の側面から観るほうがこのムーブメントを理解しやすい。いや、GoogleというよりもGoogleからスピンオフした事業会社、ナイアンテック社(Niantic,Inc.)に注目したい。














イングレスは、チームに別れてリアルな地図上に設定された「ポータル」を取り合うという陣取りゲームだ。そう、GoogleMapのデータと名所やスポットをマッピングもあわせてユーザーも協働して新たな価値を創造し、SFの世界観と共に成長してきた。













そして、その開発陣がGoogleから2015年8月に独立スピンオフしたのが、ナイアンテック社だ。現在、株式会社ポケモン、任天堂株式会社、Googleからも出資を受けている、まさに、Googleと任天堂のジョイントベンチャーとも言える。

Twitterを見ると「ポケモンGO」のインパクトがわかる。

A,ポケモンGOがもたらしたもの
・任天堂時価総額3兆円台を回復
・任天堂株価9,000億アップ
・アメリカにメートル法を定着させつつある
・肥満問題の改善
・犯罪率低下
たった4日の出来事である

B,Pokemon GOがアメリカにメートル法を普及させたり子供の肥満を解消させたりしてるって聞いて、もう任天堂にノーベル平和賞あげていいんじゃないかという気分になってる。

C,ポケモンGoで心配なのは、ingressで問題だった、ゲームと現実の区別がつかなくなる頭のおかしいプレイヤーが無視できない確率で発生することを抑制できてないっぽい事で、たぶん遠からず問題になると思うし、ポータルに相当する場所にされてしまった家や施設はこれから不法侵入対策だよなあ
等々

http://www.nianticproject.com/
http://bylines.news.yahoo.co.jp/
http://kabumatome.doorblog.jp/


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