2016年11月26日土曜日

人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ「ブリュードッグ」の経営の根幹は、"パンクの哲学"なので通常の経営手法とは逆さまだ。
















書籍「ビジネス・フォー・パンクス」を友人に勧められて読んでみた。


・始めるのはビジネスじゃない。革命戦争だ
・人の話は聞くな。アドバイスは無視しろ
・事業計画なんか時間の無駄だ
・嫌われ者になれ
・永遠に青二才でいろ
・すべてがマーケティングだ
・顧客ではなく、ファンをつくれ

実に気持ちの良い言葉が並び、従来のマネージメント本の意見の全否定(パンク)だ。















世界中で急成長するクラフトビールの会社BrewDogは、マス広告を一切使わずに、SNSだけで熱狂的なファンを獲得してきた。英国のクラフトビール・ブームを牽引し、この4年間に英国で最も成長した食品・飲料メーカーでもあるBrewDog。最近は日本のスーパーやコンビニやAmazonでもBrewDogのビールが買えるようになってきた。











BrewDogの急成長は、その過激なマーケティングとセットになって語られることが多い。古い業界団体や巨大ビールメーカーに喧嘩を売ってきたことで、「炎上マーケティングではないか?」と言う人々も多い。伝統的な広告媒体には背を向け、SNSを通じてファンに直接語りかけることを好むBrewDogだが、ファンは必ずしも「過激だから」という理由でこのクラフトビールを愛飲しているわけではないようだ。















BrewDogはなぜ、SNSだけでうまくいっているのだろうか。SNSで50万回以上シェアされたBrewDogの「ビアマット」がある。BrewDogは自分たちの理念や世界観を伝えるために使った。ビール好きが思わずニヤリとするような「パンクでお行儀の悪い」メッセージを入れた。















BrewDogの創業者であり、『ビジネス・フォー・パンクス』という著書を出したジェームズ・ワットは、「すべてがマーケティングになる」と説く。顧客はどんな小さなことも見逃さないから、細部にこだわれば大きな違いが生まれる。しかも、感情に訴えることが肝心だ。ファクトだとかロジックというものにどんなに説得力があっても、人が腹を決めるときには感情に従うからだと語る。















進化した消費者は、既存のブランドを押し付けられるよりも、自分でブランドを見つけ出すことのほうが好きだ。そうして見つけたブランドに愛着を感じ、大切にし、友人にしつこく薦めて自分が“広告塔”になる。















「すべてがマーケティングになる」というのは、文字通り企業のすべての活動(マーケティング)がPR(ブランディング)の機会になるという意味だ。











BrewDogは毎年、ユニークな場所で経営会議を開く。2015年には北極圏のフィヨルドで会議を開き、シャチと素潜りまでした。この会議の様子は新聞3紙で取り上げられたという。Redbullのマーケティングをいっそう過激にしたのがBrewDog(ブリュードッグ)だ。















http://business.nikkeibp.co.jp/




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