2018年5月3日木曜日

滴滴出行(ディディ)はタクシー、私用車及び指定のドライバーをスマートフォンを通じて雇用できるアプリ。いわば「合法的白タク」だ。



滴滴出行(ディディ)はタクシー、私用車及び指定のドライバーをスマートフォンを通じて雇用できるアプリだ。ディディ・タクシー: 380の中国都市で168万人のドライバーが営業している。日本ではウーバーが認可されていないので、あまり馴染みがないが、2009年に米サンフランシスコで始まった、いわば「合法的白タク」だ。
















アメリカのような広大な国では、タクシーを待っても一向に来ないし、タクシー会社に電話しても、遠くて来てくれないというケースがある。そこで、スマホからウーバーのサイトに入って目的地を入力すると、近くに車がある一般人の「運転手」が連絡をくれる。そこで「OK」ボタンを押すと、たちまち駆けつけて、目的地まで運んでくれるというわけだ。料金は距離と時間に応じた金額で、タクシーよりも安く、しかもカード決済なので、利用者も安心である。滴滴出行(ディディ)もさほどうーバーと変わらない。



















ディディは機械学習を含むAI技術に焦点を置く「ディディ・リサーチ・インスティチュート」を設立した。派遣システムとルート計画を最適化するために数百人の科学者が研究所でディープラーニング技術に取り組んでいる。2017年3月、ディディはカリフォルニア州マウンテンビューに「ディディラボ」を設立した。

ディディラボは主にAIベースの安全でインテリジェントな運転技術に注力している。毎日、ディディのプラットフォームは70TB以上のデータを生成しており、90億以上のルート要求の処理と130億以上のロケーションポイントを生成している。















現在ディディは、車上のセンサーからの匿名化されたデータ、道路やストリートからの静的情報及びリアルタイムの出来事をディディの乗車と降車のデータ、旅行、運搬容量と統合したクラウドプラットフォームを構築している。

このプラットフォームにより、運搬の需要と供給のバランスを効率的にとることができ、渋滞を大幅に緩和できる。滴滴出行は2015年だけで乗車回数14億回を達成し、2016年には1日平均で2000万回以上となり2009年の創業から6年かけて10億回を達成したUberを大幅に上回るなど世界で最も支配的なライドシェア企業となった。

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